女性ばかりの病院で働くナースには、細かいことに気を配る処世術が必要です。それぞれの病院にはいろいろな決まりごとがあるので、初めて勤務をする病院では例え小さなことでも病院独自のルールがないかを同僚に確認しなければいけません。前にいた病院では当たり前だったことが、次に勤務する病院では当たり前ではないということはありがちなので、先入観を持たずに新しく勤める病院のオリジナルのルールを知っておくことが重要です。人は失敗をしないとなかなか身につかないものなので、失敗を恐れずに自分が今までに身に付けてきた看護技術を新しい病院でも思う存分発揮するようにしましょう。

また、看護技術がしっかりしている人は、多少コミュニケーション能力が不足していても病院から必要とされるものです。しかし、それはあくまでもコミュニケーション能力の足りない部分を補えるくらい看護技術が身に付いている場合のみです。それはなかなか難しいことですから、まずはしっかりとしたコミュニケーションを取るように気をつけましょう。新しい病院には慣れないことが多いので、ミスをして同僚に迷惑をかけてしまいがちですが、１日の仕事が終わったときに迷惑をかけた同僚にきちんとお詫びの言葉を伝えて、看護行為を助けてもらったお礼をきちんと伝えると、相手の気分をよくすることができます。看護の仕事は命を預かる大変な仕事なので、１人でなんでもしようとせずに助け合えるところは助け合いながら看護をしなくてはなりません。そのため、自分が助けてもらった時には、お返しとして同僚が困っていた時に助けるようにする気持ちを持ちましょう。